「ありがとう。」 送ってもらった私は蒼翔に一言お礼を言った。 「あのさ。」 「ん…?なに?」 「たまに付き合えよ。またこんな風に。」 「なんで、私なの?」 「嫌か?」 「そんなんじゃない。」 「なら頼む。お前といると楽なんだ。」 どういうことよ。 「うん、わかった、私でよければいつでも。」 「そんじゃな、留優果」 蒼翔はそういって私の頭をくしゃっと撫でた。 「う、、うん。」 蒼翔はニヤッと笑って帰っていった。 好きなんだ… 始めて感じる恋という感情に戸惑った。