皐月はそう言ってカーテンを閉めてしまった。


なんか、いきなりすぎない?
少しは教えてくれたって…





      end









side皐月





「皐月君・・・君はもって後・・・数週間だよ」



その宣告に俺は何故か胸が痛くなった。
前に言われたときなんかなんとも
思ってなかったのに・・・やっぱり・・・
恵と一緒にいるからかな・・・




「先生・・・お願いがあるんです」


「何かな?」


「3つほどあるんです」


「明日…同室の子と外出したいんです」


「同室…安藤恵さんだったかな?」


「はい」


「…わかったよ」


そして、最後の2つのお願いを話すと
そこにいた看護士も先生も驚いていた
でも、それが俺の望みなんだ…





ー翌日ー





「準備できた?」


「一応ね」



カーテンの奥からでてきた恵は
白いワンピースを着ていた



「うん、可愛いね(ニコ」

「なっ////」


恵は顔を赤くしながら背けてしまった。
そんな所がまた可愛いんだけど…