「結局は楽な選択してるって言ってんの。
僕らの気持ち全無視して。」


琥珀達の気持ち…。


「ダァー!!!湿気たツラしてぇで上見ろ!!」


怒鳴られるまま顔を慌てて上げると、


パァン!


夜空に大輪の花が打ち上げられた。


「メソメソしてんじゃねぇーよ!!胸糞悪ぃ!

お前一人でどーにか出来る問題じゃねぇから
俺らが側に居んだろーが!頼れよ!!」


闇に光が灯る。

それは、打ち上がる花火の様にとても綺麗で。