俺だけが知っている、その癖。 かと思えば、また直ぐに雑誌へと視線を戻した。 「だから、紗綾……」 「私、帰らないよ。私の事気にしなくていいからね」 俺の言葉の先の言葉の返事を、一回りして返す紗綾。 「気にするから。兎に角帰っ…!?」 少し強引に紗綾の腕を掴むと、逆に腕を掴まれそのままベッドへと押し倒される。 男として女に押し倒されるなんて、どんな拷問だ。