「悠、ココアの味教えて」 さっきまで泣いていたせいもあり、彼女の潤んだ瞳が上目遣いで俺を見つめる。 心臓が破裂してしまいそうな勢いだ。 鈍器で頭を殴られたようにクラクラする。 「どうなっても知らないよ?」 「悠なら、良いよ」 その言葉に俺の野獣が牙を向く。 噛み付くような、蝕むようなそんなキス。 自分の中の欲望を満たすように、繰り返す。