やっと一時間目が終わった。
『奈美、二時間めさぼって話きいてもらっていい?』
『いいよ。』
『ありがとう!』
『どういたしまして。』
『先に屋上いっててもらっていい?』
『了解。』
『岡田先生!』
『麻奈どうかした?』
『入部届ください。』
『麻奈、テニスぶたろ?先生がもう勝手に手続きしといた!』
『ありがとうございます。今日からいっても大丈夫ですか?』
『ああ、ペアは前と同じで美玖とでいいか?』
『いえ、奈美としてもらってもいいです?』
『分かった。』
『では、失礼します。』
そして麻奈は屋上にいった。
『奈美来てくれてありがとう。それで話ってのは
美玖のこといじめてほしいんだ。』
『え?奈美はいいけどいつも麻奈駄目って言ってたじゃん。どうかした?』
『ちょっとね。明日からお願いしていい?あと、部活のペア麻奈となったけど大丈夫?』
『分かった!麻奈となら嬉しいよ!』
『ありがとう。』
どういうふうにやるか話してたらちょうど二時間めが終わったから教室に戻った。
もう、あの頃には戻れないんだ。
ほんとにごめん。
麻奈はもう関わらないよ。
あの頃の感情はもう封印しよう…
