過去屋

「何で、そのことを、知っているん、です、か?」


 動揺して、言葉がカタコトになってしまった。


「う~ん。そうですね……。」


 かこさんは、そう言い紅茶を少し口にした。


 一つ一つの動作が本当に綺麗で、また見惚れてしまいそうになった。


「まぁ、それは……秘密ということで。」


 かこさんは唇に人差し指を当てた。


 細く、白い綺麗な指だった。


 この人は、どこまでも綺麗な人だな。

 
 心まで綺麗なんだろうか。