目の前にいる敵を5、6人がフロントガラスに当たる。 「バカっ!耳塞いでした向いとけって言っただろ!」 そんな海斗の声も聞こえなかった。 ただただ目の前で起きたことに頭がついて行かなかった。 「やっ、やだ!やだ!やだ!」 だって、だって目の前で人が… それに、あの人たちだって家族がいるはずなのに…!