「わっ、!」

びっくりして振り返ると、そこには


「あ、絢乃さん…!?」


プリントを持って、立っている絢乃さんの姿がある。



「よかったぁ~。あってなかったら
どうしようかと思ったよ。」


笑って私の隣に来た絢乃さん。


「……私のクラスって、ことは
梓に会いに来たの?」

「えっ、あ、はい!」


少し、照れながらそう答えると


「あ、梓のこと好きなんだっけ?」


私の目を見つめながら聞いてきた。