チャイムとともに、起立しさよならすると 私はカバンを持ってすぐに、ドアの近くに行った。 「美和ちゃん! 行くよ!」 「あ、今日図書室寄ってから行くから 先に行ってて。」 「え?そうなの?分かった~」 図書室に向かう美和ちゃんとは逆方向に向かい、階段を上る。 「……あれ?」 教室の前まで行くけど誰もいない。 どうしようか、迷っていると 「鈴菜ちゃん…?」