「はい、今日はここまでな~」


チャイムのなる2分前に、先生が終わらせた

私は席から立ち上がると、すぐに窓際にいる美和ちゃんの元に駆け寄った



「美和ちゃん、せっかく先輩のこと見れるのに、全然外見ないんだもんっ」


「よそ見ばっかしてるから、
鈴菜はバカなのよ」


うっ、。


「それは言わない約束でしょっ!」


残念ながら、先輩たちは着替えもあるからもう外にはいない。



残念な気もするけど



やっぱり、さっき目があったような気がする




「美和ちゃん、さっきね先輩と目が合ったような気がするんだよね~」


「……気のせい」


嬉しがる私に対して、即答の美和ちゃん



「え~?こっち見た気がするよ~??」

「ないない、ほら早く次の用意」


そう言うと、美和ちゃんは机の上に次の授業の教科書を出した。