センパイ、好きです。





「ねえ、梓達っていつまで勉強してるの?」

私も教室に入ると、絢乃先輩が口を開いた


「……飽きるまで」


「なにそれ~」


梓先輩の答えに、絢乃先輩は楽しそうに笑う



ズキっと胸が痛くなる


「……てか、絢乃早く帰りなよ」


梓先輩が、そう言うと絢乃先輩は少しびっくりしてたけど笑って


「ハイハイ、じゃあね、恭介も
鈴奈ちゃん達も」



手を振って教室を出ていく絢乃先輩は
本当に綺麗だった




「……で、今日はどこ?」


すぐに、私の勉強を見てくれる先輩に


「ここ、です」


私はわかんない所を指した。