私は、梓先輩の隣に座ると、お弁当箱を開けて唐揚げを頬張った。
すると梓先輩は私の前にキャンディを置いた
え?と、梓先輩の顔を見るとそっぽを向いてる。
「あ、あの……?」
「……昨日は少し言いすぎた。
ごめん。」
まさか、そんな言葉が梓先輩から出てくるとは思わなかったから、私はポカンとしてしまった
「高瀬~、こいつ朝から色々悩んで結局
そのキャンディにしたんだぜ」
横から口を挟む恭介先輩に対して、
「うるさい、黙れ」
照れたようにパンを口に入れる梓先輩
ああ、本当に愛おしい
昨日悩んでたことが馬鹿みたいだと思えてきて私は、大笑いした


