「……何してんの?」



ぼーっと、綺麗な木に目を奪われていると
後ろから落ち着いた声が聞こえて振り向く。




よく見ると、綺麗な顔立ちをしていて
さらに制服も同じだ。




「あっ、もしかして、あなたも遅刻ですか!?」



気がつけば彼に飛びついて、そう尋ねていた。




「………は?」





思えば、それが運命で、







そこから、恋が始まっていたんだ