午後の部のアナウンスが流れて、私達はさっきよりもやる気が出る。
「うおおおおお! みんないくよー!」
午前よりテンションの高い私を見て、近藤は
笑って見ていた。
「ほら! 近藤も!」
こういうお祭り系が好きな近藤よりもテンションの高いから近藤もびっくりしてるんだろう。
「まけらんねぇな」
その言葉に、私は大きく頷く。
馬鹿みたいに声を出してるその時、肩をポンッと叩かれて、後ろを見る。
「ぷっ…、まじで応援してるよこの子」
「恭介先輩…! 笑いに来たんですか!?」
声を出して笑ってるのは恭介先輩で、楽しそうに私を見てる。
「いやぁ、委員会が終わった後の梓の顔、高瀬にも見せたかったわ~」
そんなふうに笑ってるってことは、いい顔をしてなかったってわかる。
「どうせ、すごく嫌な顔でもしてたんじゃないんですか? 私にだってわかりますよ!」
やけになって、プイっと顔を横にしてぷくっと顔をふくらませると、恭介先輩は笑った。


