美和ちゃんに引き留められた私は
5限目をサボって空き教室にいる



前にもこんなことしたような……、




そして、保健室での出来事を話すと美和ちゃんは腕を組みながらイラついた顔をしていた



「あの女、絶対先輩のこと好きだなって思ってたのよ。でも手を繋いでたのもあの女が勝手にやったことかもしれないじゃない…?」



「うん、確かにそう思う。でも何よりもお似合いでこの人には敵わないそう思っちゃった」



あんな素敵な人に適うわけがない



そんなのは100も承知だったのに、



いざその姿を目にすると辛くて、仕方がない