そして、そのジュースを拾うまもなく私は保健室から飛び出た。
ねえ、どうして
梓先輩っ、
絢乃先輩と付き合ってるんですか……?
いっつも思ってた
あの二人にはどこか違う雰囲気があって、
友達ではなさそうな、もっと違う関係
「……っ、ふぇ……うっ、」
流れてくる涙を拭きながら階段を駆け下りてると、ドンッとぶつかる
「あ、ごめんなさい……」
顔も見ずに、階段を下がろうとしたら腕をグイッと引っ張られた
「鈴菜!? 何泣いてるの?」
…………美和ちゃんはいつだって
私のヒーローだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…