互いに、あっという間に無くなったグラスを机に置けば、唯ちゃんは戦にいくような眼差しを向けてくる。
どうしたんだか、何考えてんだろ。
私がそんなことを思った矢先、〝桜子。今日は桜子にメイクをさせてもらう! 可愛くしてやるから覚悟しといて! 〟なんて言葉を言い放つ。
『 うぇ?! メイクなんてした事ないよ! 』
「大丈夫! 私がしてあげるから! 代わりに桜子ヘアセットしてよ 」
〝髪の毛弄るの桜子得意だもんね〟とふふんと嬉しそうに言う。そんな彼女が無邪気で、可愛いなぁっと思い〝しょうがないなァ〟とふふと笑った。

