「そーだ猛! 浴衣来て行こーぜ! 」
『はぁ? 浴衣はめんどい』
「んな事言わずにな? な? 」
『……しゃーねェ。今回は特別だかんな 』
そう言うとぬふふと気持ち悪い笑顔を俺に向けてくる。……また余計な事考えてんなコイツ。
「 よし! 約束やぶんなよ! じゃ、とりま遊びに行くぞ〜! 」
はいはい。このまま帰るなんて思ってなかったし、しょうがねぇから付き合ってやるか。
何だかんだ言って昌といる事は楽しいし、気が楽である。
俺は椅子を立ち、奴の隣へ立てば〝行くぞ〟と声を掛ける。
すれば、〝ほーい〟とポケットに手を突っ込んで一緒に部屋を出た。

