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「…黒川くん?黒川くんの家って…病院?」
そんなことはないはずなんだけど。
目の前にドーンとたつ大きな白い建物をみて、思わずそう口にする。
「まぁ、ここが実家みたいなもんだよ」
「え?」
「行こっか」
黒川くんの声にそう頷いて、私は黒川くんの後についていく。
ここが実家って…どう言うことなんだろう。
もしかして、黒川くんのお母さんって病院の医院長だったり?!
それか…医者?!
お父さんも校長先生だし。
あり得る。
あっ。
それならなおさら、綺麗な格好しなきゃ。
校長先生の父とお医者さんの母を持つ息子の彼女って…。
いきなりの勝手な考えのプレッシャーに心臓がドクドクと鳴る。



