「ほら、顔もすごい赤いじゃん。自分の体のことは、自分が一番わかってるでしょ?」 いや…いやいやいや、熱が出て顔が火照っているのも間違ってはいないけど。 この顔の赤面は間違いなく、今目の前にいるあなたのせいで…。 「…あの…なんで…」 私は、黒川くんから少し身体を離してからやっと声を出せることができてそう聞く。 「あれ?覚えてないの?」 黒川くんは右耳のシルバーピアスを光らせながら質問に質問を返す。 なんのことだかさっぱりだ。