「まぁ…姫野ちゃんのあの姿みたら思わずしたくなっちゃうの、わからないでも無いけどさぁ…」
「はぁ?わかるな、見るな、近づくな」
黒川くんが愛葉くんをギラッと睨んでそう言う。
「はいはい、姫野ちゃんすごく可愛いけど、南夏の彼女なんだから取ったりしないよ。安心して」
今日はなんだか愛葉くんの方が黒川くんより大人に見える。
「あ、黒川くんと愛葉くんのクラスは?学園祭の準備進んでるの?」
話題を早く変えようとそう聞く。
「うん!進んでるよ〜ん♪でも、なんかみんな南夏に怯えてなかなか衣装渡してくれないんだよね」
「お前に怯えてんだよ」
「はぁー?どう考えても南夏だよ!姫野ちゃん以外の人の前ではこう…ヤクザみたいな目つきしてるんだもん」
愛葉くんはそう言って、眉間にシワを寄せて目を奥二重にさせてからそう言う。
「んな顔してねぇよ!」
「してるよ〜。だから、本番も参加できるか実のところ微妙なんだよね〜」
「そっか…」
よく考えたら、校内1の不良グループのその中でもトップにいる黒川くんと愛葉くんが行事に参加するなんて。
今までなら考えられなかったことな訳で。
2人のクラスメイトもきっとすごく戸惑っているんだろうな。



