嘘でしょ

なにかの間違い

「…冗談だよね?」

「んなわけないだろ。じゃないとわざわざこんな遠い部署まで来るかよ。しかもこんな時間に」

「…ですよね。噂で聞いたけど、好きな人いるんじゃないの?なのになんでわたしに会いにきたの?」

「噂で流れてしまったからには、はっきりさせた方がいいだろ」

「はっ?」

ゆっくり森田は近づいてきた

私は思わず後ろに下がっていき

もう手を後ろにつけたら壁だった