「美亜、美亜!!起きて!!」 時計を見ると朝の9時だった。 ゆかりが興奮気味に窓の外を指差していた。 朝日の眩しい外を見る。 ブブブブーン・・・ 隆介の音。 「よぉ、5分以内に用意しろ!」 いつもの隆介がいた。 黒ずくめの服。 メットを外した髪は、いつも以上にサラサラで。 「はい!!!」 私は、ゆかりママの用意してくれた朝ご飯を急いで食べて、家を出た。