「おかえり、隆介!!」
「おー。風呂入る。」
私が両手を広げて隆介を迎えても、隆介は、その手を払いのけて、お風呂場へ向かう。
「おい、お前も入るぞ!」
「え?ご飯の用意あるから隆介1人で入ってよ!」
そんなことが許されるはずがない。
肉じゃがのいい匂いの中で、
隆介が私をにらむ。
「あぁ?誰に反抗してんの?美亜ちゃん・・・」
ニヤニヤと笑いながら、私のシャツのボタンを外す。
「ご、ごめんなさい。お風呂入ります・・・」
私は、エプロンを外し、隆介に頭を下げた。
「ここで脱いで。」
隆介は、またまたいじわるな顔でそんな要求をしてくる。
「ほら、早く。」

