「もちろん!今日は、美亜ちゃんのケー番聞きに来た!」



軽い話し方だから、いつも冗談で返す。



「はいはい。坂出さんは、女の子なら誰でもいいんでしょ?」




「ひどいな!美亜ちゃん。俺、最初からずっと美亜ちゃん狙いなのに。」




隆介とは正反対のタイプ。

どちらかと言えば、M。



私が冷たいことを言って、坂出さんがくっついてくるって感じ。



隆介とはありえない会話。




「もういいですよ!軽い人嫌いだし!」



「俺、軽くないってば!」




本来、私はSなはず・・・だった。


Sの血が騒ぎ、坂出さんをいじめることが快感になってきた。