口にチョコを含み、隆介にキスをした。




チュ・・・



こんなキスで満足するはずがない。




「美亜、お前俺のこと、なめてんのか?」




私をにらむ隆介。



風が、カーテンを揺らし、私と隆介の上に朝日が差し込む。





チュ…




次のキスで、隆介は私の体の自由を奪う。



力強く抱きしめられた私の体は隆介の腕の中で、じっとキスを待つ。




「チョコ、いただきます…」




隆介はそう言って、私のチョコを全部食べる。




隆介とのチョコキスのせいで、私は午前の授業を欠席した。