「久しぶりに、あれ・・・やろうぜ!」



眠そうな隆介がニヤリと笑う。


隆介が指差した先は、冷蔵庫。





確か、旅行のお土産で買ったチョコレートがあったはず。




「隆介・・・もしかして??」




恥ずかしくて、時計を見上げて困った顔をしてみた。


本当は困ってなんかいないんだ。



学校を休んでもいいって思うくらい

一緒にいたい気分だから。






「早く取って来い。」




飼い主様の命令は絶対だ。



私は、ベッドからぴょんと飛び降りて、冷蔵庫の中からチョコを取り出す。