貸切露天風呂を選んだのはお前だよ、美亜。 お前が、このページを折ってたんだろ? それなのに、一緒に風呂に入ろうと言うと美亜は真っ赤になって、首を横に振る。 「やだやだやだ!!絶対にやだから!恥ずかしいし!!」 わけわかんね~ でも、俺の『 S 』の血が騒ぎ始める。 「何言ってんの?俺の言うこと聞けないの?それならそれでいいけど。」 俺は、夕食の時に飲んだビールの残りを一気に飲み干し、タバコに火をつけた。