私は泣いてしまった。
いっくんが「絵麻……」と私の方に手を伸ばしたその時、
「一樹、今日の所は帰ってあげて。絵麻ちゃんきっと今、頭の中、混乱してるかもしれないし、夜遅いのが心配なら俺が家まで責任もって送るからさ。また、絵麻ちゃんの気分が落ち着いた違う日にゆっくり話せよな。」
春輝くんがそう言って、いっくんから私を遠ざけてくれた。
いっくんは一瞬、私を見た後
「分かった。じゃあ春輝、絵麻を家まで送ってやって。」そういい、そしてまた私を見て
「絵麻、明日の朝、学校に行く前にまたこの公園にいて。絶対に来いよ……。」そういった。
私は「分かった。」と一言だけ返事をすると、いっくんは公園から出ていった。
