「ねぇ、俺、めっちゃ連絡入れてんのに、なんででねーの?」
いっくんすごく怒ってる。なんで怒ってるの?
キレたいのは私の方なのに……。
なんかイライラしてきた。
私はいっくんから顔をぷいっと背け、春輝くんの背中に隠れた。
そして、
「なんで、追いかけてきたの?学校出るときに言ったよね私。一緒には帰らない、って。なのになんで?」
「それは…………。」
それだけ言って口ごもってしまったいっくん。
ほらね、理由なんてない。心配もしてくれていない。ならなんで……
「帰って。」
「えっ?」
「帰って。帰って!帰ってよ!!
もう私のことなんて好きじゃないくせに、追い かけて来ないでよ!私をどうしたいわけ?そんなに苦しませたい?もう、私を振り回さないで……。お願いだから……つっ……。」
