どうかこの声あなたに届けて


靴を履き、玄関を出ると、校門の前にいっくんがいるのが見えた。


私、ちゃんと謝ることが出来るかな?
いいや、ちゃんと謝るって決めたんだから謝らなきゃ……。
がんばれ私!!


1回息をフーと吐いて、「いっくん」と呼ぼうと
したその時、



「一樹くん!!」



誰かがいっくんの名前を呼び、私の横から飛び出しいっくんに駆け寄っていった……


そして、そんな彼女を見て笑いかけるいっくん


とても綺麗な人だった。


長身でスラーとしていて、


色素の薄い髪がまるでいっくんとお揃いで、


遠くからでも分かる……。


お似合いの2人だってこと……。