莉菜の顔を見るたびに俺は貪欲になっていく。

醜い欲なのはわかっている。

でも、それでも...

俺はお前の隣にいたい。
だから....あいつには負けられないんだ。

俺はリンゴを頬張る莉菜を抱き締める腕を強くした。