歪んだ愛の結末は。

春さんは私の隣に腰を掛けた。
「まだ熱あんのか?」
目付きは悪くて少し怖いけど悪い人じゃないみたい。

「はい。少しだけ痛いけど大丈夫みたいです。」
春さんは口角をあげた。
「昨日はごめんな。俺が一番気づかないといけなかったのに...。」

ん....?
あ、私が倒れたときのことか。
「私が悪いので謝らないでください。」
ほんとに私が悪いのに...。
ちゃんと乾かしておけばよかった....。

「そうか、ありがとう。」
耳まで真っ赤にした春さん。
「あと、敬語やめろ。」
てれやすい人なのかな。