歪んだ愛の結末は。

「春さんですか...?」
確か、昨日晩御飯持ってきてくれた人だったきがする。

「覚えてたのか。」
少しだけ無表情の顔が緩んだ気がした。

「この前教えてもらったので。」

「あーそういえばそうか。」
春さんは肩を落とた。
すごく落ち込み方が分かりやすいなぁ。

「えっと....。」
こんなに凹んじゃうなんて私が悪いことしたみたいじゃん。
心当たりはないんだけどな。

「あ、わるい。お前、風邪引いてんだろ。これ食って寝ろ。」
春さんはリンゴを私に渡した。
これは丸かじりなのかな...?