歪んだ愛の結末は。

「どんな匂い?」

「うーん...。なんていうんだろ...。」

「海って不思議なんだねっ。」

「お兄ちゃん、役に立てなくてごめんね。いつか、つれてくから...。」

「ほんとうっ!?」

「うん、僕がこの家を継いだら、すぐに出してあげるから。」

「そしたら莉菜、お兄ちゃんのお仕事お手伝いするっ!」

「ははっ。嬉しい...な。」


「お、にいちゃん...?どうして...泣いてるの?」