歪んだ愛の結末は。

「お兄ちゃん、お外のお話聞かせて。」

「うん、いつもごめんね。僕が子供だから。」

「ううん、莉菜ね、お兄ちゃんとか蓮くん逹が話してくれるお話楽しいからいいの。」

「蓮か...」

「お兄ちゃん...?」

「何でもないよ。今日はなんのお話がいい?」

「うーんとね、海のお話がいい!」

「海?」

「うんっ!海はどんな場所なの?」

「どこまでも続いてて、潮の匂いがするんだよ。」

「し、お...?」