「え...?」

困惑している莉菜を遮り、俺は続けた。

「怖い思いさせて悪かった。」


俺はただ莉菜が隣にいてほしかっただけじゃない。
あの頃みたいに笑ってほしかったんだ。
何で気づけなかったんだよ。
バカだ俺。

「あ、あの...れ、蓮さん?」

まだ状況が飲み込めていない様子の莉菜。

「怖かった。
 莉菜が俺から離れていくのが。
 だから...。」

首輪をつけて、監禁した。