おかあさんとお父さん、今頃どうしてるだろ。

『偽物の両親』

蓮が言った言葉が脳裏に浮かぶ。

もし、本当にお母さん逹が...
ううん、違うよね。
あの男が嘘いってるだけ。
信じちゃダメ!

私は頬をペチンと叩く。

お母さんもお父さんも待っててくれてるはずっ!

私は口をゆすぎ、ベッドに戻った。

「顔洗ってたのか?」

ベッドには先客が...。

なんで蓮がいるの...!?
お皿さげにいってたじゃん。