ネットで調べてやっとできたお粥。
俺は寝ている莉菜を起こした。

「食えるか?」

「食欲ないです...。」

莉菜の体が小刻みに震えている。
多分、俺をみて火傷を思い出したんだろう。

「そうか。」

俺は蓮華にお粥をすくい、息を吹きかけ冷ました。

「口、開けろ。」

一瞬戸惑ったものの、莉菜はすぐに口を開けた。

「お、おいしい...。」