いつ見てもでかい家だなー。
俺の家よりでかいのは蓮くらいかな。

俺は蓮の家に合鍵を使い入った。
たしか、蓮の部屋は...。


「莉菜っ!」

黒で統一された質素な部屋にはベッドに向かって叫ぶ蓮と、黒い髪の少女がいた。

「きたよー。」

「陸...莉菜が。」

そんな目でみられても困るんですけどー。

とりあえず、診察しますか。