少女の狭い小さな世界に
二人の影が現れた。

一方は少女を傷つけ
一方は優しく接する


口では無知が怖いと言って
少女は男の優しさに逃げた。
甘えた。隠れた。委ねた。


気づいてしまった現実から背中を向けた。
そして、知らぬふりを、気づかぬふりを貫く。


蒙昧な事は罪であり、絶対的な悪である。



でもさ、人間ってみんなそんなものでしょ?