歪んだ愛の結末は。

「あの...お菓子なら食べられますか?」

わたしの涙が止まってきた頃、佐伯さんはわたしをベッドに座らせながら言った。

「お菓子...?」

私は真っ赤に腫れた目を押さえながら聞き返した。

「女性は甘いものが好きだと聞いたのですが...」

私のために...?

「ありがとうございます。」

自然に笑みがこぼれる。

「ありがとうって久しぶりに言われました。」

耳まで真っ赤にした佐伯さん。