歪んだ愛の結末は。

辺りを見回すと、小さな窓がポツンとあった。
多分、私ならあそこから出れるはず...!

私は段ボールの上を上っていき、窓を開ける。

窓を開けた瞬間、風が少し吹き込んできた。
忘れてた...此所4階なんだ...。

下を見ると、5メートルくらいの木がポツンとたっていた。
あの木に跳び移れば...って、そこまで運動神経よくないんだよね。
それに、実は高所恐怖症です...。

ど、ど、どうしようっ!!!!!

私は段ボールをどかして、急いでその影に隠れた。


近くの扉が開く音がした。

「りなー?」

何か言ってるんだろうけど、隠れることに精一杯で私にはきこえなかった。