歪んだ愛の結末は。

海には何度か行ったことあったけど、お兄ちゃんと行くのは初めて。

もう季節は7月になっていた。

蓮と会って3ヶ月も経ったんだ....。

私は少し足を海にいれてみた。

「つめたいっ。」

まだ朝の8時で人も少ない。
私たち二人は砂浜をならんであるいた。

「ずっとね、二人でこんなふうに歩けるの憧れてたんだ。」

お兄ちゃんが私の手を握った。

「お兄ちゃん、これ恋人繋ぎだよ。私たちはこっちじゃない。」

私たちにも境界線はある。
それを越えちゃダメなのもわかってる。