歪んだ愛の結末は。

「可愛い妹の隣にいたいだけだよ。ずっと、この先もね。」

「お兄ちゃんって、西園寺家の一人息子だよね。奥さんは...?」

「莉菜は親父と同じことを言うね。僕には莉菜がいればいいんだよ。」

黄金色の瞳が綺麗に輝いていた。

「私、そんな人間じゃないのに....。」

お母様とお父様には嫌われて、本当は独りぼっちなんだもん。


「莉菜は僕にとって世界で一番大切だよ。」

お兄ちゃんはスプーンを取りオムライスを食べ始めた。