夕飯はオムライスだった。

「昔の莉菜もオムライスが好きだったよね。」
私はベッドから降り、テーブルの前に座った。

本当に嬉しそう。
お兄ちゃんは私と一緒にいたいだけなの....?

「ねぇ、お兄ちゃん、1つ聞きたいことがあるの。」

私は正面に座るお兄ちゃんを真っ直ぐに見つめた。

「ん?どうしたの。」

お兄ちゃんはスプーンをおいた。

「お兄ちゃんは何で私を連れてきたの....?」