それから、お兄ちゃんは決まって、お母さんが出ていった1時間後くらいに毎日来てくれた。
お兄ちゃんが話してくれる事はどれも新鮮だった。
ほとんどがお外のお話だったけど、飽きることはなかった。
私はお母さんにつけられたアザを隠すために長袖のものを選んできていた。
でも、ある時お兄ちゃんに見られてしまったことがあった。
「これ、転んじゃったの。」
笑って見せるけど、お兄ちゃんは顔を歪ませた。
「僕の前で強がらないで。」
そして、優しく抱きしめる。
私はその言葉に泣き出してしまった。
「いたいのいたいのとんでけ。」
お兄ちゃんは私の耳もとでそっと呟いた。
その言葉通り、私の気持ちは軽くなった気がした。
「魔法の言葉みたい。」
私はお兄ちゃんの腕のなかで小さく声に出した。
「莉菜は僕がずっと守るよ。世界で一番大切な僕の可愛い妹ちゃん。」
お兄ちゃんが話してくれる事はどれも新鮮だった。
ほとんどがお外のお話だったけど、飽きることはなかった。
私はお母さんにつけられたアザを隠すために長袖のものを選んできていた。
でも、ある時お兄ちゃんに見られてしまったことがあった。
「これ、転んじゃったの。」
笑って見せるけど、お兄ちゃんは顔を歪ませた。
「僕の前で強がらないで。」
そして、優しく抱きしめる。
私はその言葉に泣き出してしまった。
「いたいのいたいのとんでけ。」
お兄ちゃんは私の耳もとでそっと呟いた。
その言葉通り、私の気持ちは軽くなった気がした。
「魔法の言葉みたい。」
私はお兄ちゃんの腕のなかで小さく声に出した。
「莉菜は僕がずっと守るよ。世界で一番大切な僕の可愛い妹ちゃん。」

