歪んだ愛の結末は。

屋敷の廊下を走っていると、小さな足跡が残っていた。
俺を探して屋敷で迷子になったのか...?

俺は足跡を追った。

ついた場所は、書斎だった。

黒い足跡をゆっくりと追っていく。

本棚の後ろを覗くと、莉菜がいた。

.......全身を真っ赤に染めて。


「りなっ!?」

俺が声をかけると、一瞬ビクッと反応したが、すぐにしたを向いた。