歪んだ愛の結末は。

莉菜の体が急に震え始めたと思うと、そのまま泣き出した。
俺は莉菜をベッドの上に座らせ、背中をさする。

大きな瞳から大粒の涙が出てはいるが、口からは掠れた声しか出ていなかった。

「ここまで深刻なストレスとなると、病院に行かないとだよねー。」

ここの使用人は莉菜が声がでないことについてはもう知ってるはず。
どんだけ莉菜を此処に閉じ込めておくつもりだよ....。

「莉菜、なんかしたいことはある...?」

「お......そ....と。」

消え入りそうな背中と声は俺の不安をかき立てる。

「わかった。俺が連れてくから、明日まで我慢できる?」

優しく、優しく、壊れないように俺は言った。

「あ.....が....と」

無理して笑う莉菜。
笑わなくてもいいんだよ....。
もっと泣いていいんだよ....。
莉菜を笑顔にさせるだけじゃ足りない。
莉菜の幸せを害するものから彼女を遠ざけなければいけない。